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なごやの大地を学ぶ会会報(no.48)

日本は活断層の多い国ですが,愛知県とその周辺にも何本もの活断層があります。もちろん活断層があるから地震が起きるということではありません。活動の可能性があるというだけです。また,知られていない震源断層もありますので,地震予知はむつかしいとされています。
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.47)

地質年代は,ウランや14Cなどの放射性同位体を用いた多くの測定法が知られています。今回は,「天文年代」,「酸素同位体ステージ」,「較正年代]という,比較的新しい地質時代に関わる事柄についての説明です。
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   なごやの大地を学ぶ会会報(no.46)

水晶とその仲間たち石英の化学組成はSiO2で,造岩鉱物として長石類に次いで多い鉱物です。六角柱状のきれいな自形結晶(鉱物が本来持っている形)をしているものを水晶と呼びます。その仲間たちには違いの分かりにくいものがあります。 なごやの大地を学...
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.45)

愛知県の美濃帯では石灰岩や大理石は限られたところでしか見られませんが,秩父帯では比較的よく見ることができます。イタリアなどでは,テチス海に堆積した石灰岩類が広く分布しており,地殻変動を受けて大理石もよく見られます。
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.44)

愛知の大地のなりたち14  新生代 人類の時代 なごやの大地を学ぶ会会報no.44 20240501ダウンロード
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.43)

愛知の大地のなりたち13 新生代 第四系庄内川,矢作川,豊川などの大きな河川の川岸には,主に更新世の地層が段丘をつくっています。段丘はかつての河床,河原が相対的に隆起してできますので,地形的には上の段のものほど古くなっています。名古屋市街地...
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なごやの大地を学ぶ会会報no.42

名古屋周辺の鮮新-更新統は東海層群と呼ばれます。砂礫層,砂層,シルト層,亜炭層,火山灰層層などが見られます。層序のわかりにくいところが多い地層です。湧水湿地が多く見られます。植物の世界ではこの地域の固有種が多くみられる東海丘陵要素植物群が有名です。
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.41)

愛知県内の中新統には,設楽層群,師崎層群のほか,作手層,岡崎層群,品野層と呼ばれる地層があります。設楽層群上部の南設亜層群を除いてこれらの地層群は,地層が薄く,層相が大きく変化し,著しい 褶曲構造がない,凝灰質などの特徴があります。
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.40)

愛知の大地のなりたち10 新生代 愛知県周辺に広く分布する領家花崗岩類が固まった深さは数km程度で,侵食によって比較早い時期に地表に顔を出し,愛知の大地をつくっていたようです。日本海拡大以前には日本列島となる地域は,ユーラシア大陸の沿海州に...
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なごやの大地を学ぶ会会報(no.39) 20240215

愛知県の大半を占める基盤岩類は領家帯と呼ばれます。白亜紀の花崗岩類と,それによって広域の高温低圧型(接触)変成作用を被った領域です。領家花崗岩は新期花崗岩と古期花崗岩に分けられてきましたが,両者に大差はなく,その年代は 85~100Ma に収まり,変成年代もこの範囲にあると考えられています。花崗岩類には,花崗岩,花崗閃緑岩,トーナル岩が見られます。愛知県内の領家変成岩には,変成温度の分布が南北で非対称という特徴があります。