雑記045 鍋屋上野浄水場に行ってきました

雑記

鍋屋上野浄水場に行ってきました。あいにくの雨天でしたが,主に4カ所の施設が見学できました。
なごやの大地を学ぶ会会報093で紹介したように,名古屋市は木曽川から犬山取水場と朝日取水場の二カ所で取水し,鍋屋上野浄水場と大治浄水場の2か所で浄水して,市内に配水しています。

取水場から浄水場を経て配水塔から各家庭や工場などへ配水しています。

ろ過の方法には,ゆっくりとゴミ等を取り除く緩速ろ過と,速く行う急速ろ過があります。緩速ろ過はろ過に時間がかかるため,広いろ過池が必要です。都市化の進んだところでは広いろ過池をつくる用地が取れませんが,鍋屋上野浄水場は大正時代の終わりに竣工しているため,広い緩速ろ過池を12個持っています。常に全部のろ過池を使っているわけではないそうです。砂の層と,もともと木曽川の水に生息していたバクテリアを使ってろ過します。この水は塩素消毒をした後,配水場に送られます。

図1 緩速ろ過池説明版
図2 緩速ろ過池

急速ろ過の方は,まず,凝集剤を入れて濁りを取り除きます。その施設を凝集沈殿池といいます。

図4は黒い幕が張ってありますが,太陽光によって藻類などが生育のを避けるためだそうです。図5は水のない状態です。説明版(図3)にも書かれているように,障壁をいくつも置いて,凝集剤がいきわたるようにしてありいます。

図3 凝集沈殿池説明板
図4 凝集沈殿池
図5 水が抜かれた状態の凝集沈殿池

次に急速ろ過池に送ります。塩素処理した後,配水場に送ります。

図6 急速ろ過池説明板
図7 急速沈殿池

最後は名古屋市指定有形文化財になっている旧第一ポンプ所で,1914年につくられました。ろ過した水道水を東山配水場へ送るためのポンプ所で,1992年まで使われました。建物のレンガの積み方はイギリス積みです。直方体のレンガの長い方(長手方向)と短い方(小口)を交互に積み上げていく方式です。

図8 旧第一ポンプ所外観
図9 旧第一ポンプ所内部
図10 配水場と配水地域

名古屋市の上下水道関係で見学できるところは,あと2か所,水の歴史資料館とメタウオーター下水道科学館なごやがあります。両所とも無料で見学できます。

図11 水の歴史資料館 井戸時代の井戸
図12 水の歴史資料館 江戸時代の木製の水道菅「木樋」
図13 水の歴史資料館 内部
図14 水の歴史資料館 下水道直結式仮設トイレ

下水道科学館は名城公園の北端,城北橋南詰にあります。

図15 下水道科学館
図16 下水道科学館内部 
図17 汚泥処理の仕組み 説明
図18 下水道科学館北側の堀川にあるごみキャッチャー
図3 凝集沈殿池説明版

取水場から浄水場まで(最初の図)と図10は 「名古屋の水道53812pdf」より

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