
なごやの大地を学ぶ会会報(no.33)
原生代の終わりころには〝生き物らしい”生物が登場します。エディアカラ生物群という,軟体で,足も歯も眼もありません。その後,古生代カンブリア紀に入ると,一斉に多細胞動物が出現します。まずはSSFと略される小型の骨格の化石が,そして続いて,現在の生物では見られない形態を持ったバージェス動物群と呼ばれる,生き物たちが出現します。カンブリア紀初期の急激な生物の出現をカンブリア爆発と呼びます。海水中に誕生した生物はやがて上陸に向けて様々な機構を作り出していきます。