雑記034 渥美で見た蒲(ガマ)

雑記

渥美半島の高松海岸にある露頭を見に行きました。そこでガマの雌花が破裂したものを初めて見ました。他にも花や実のついた植物が見られましたが,私では名前がわかりません。教えていただけたら幸いです。(撮影はすべて2025年10月8日)

ガマ 爆発したような穂綿(雌花) 20251008
ガマ ソーセージ上の雌花穂。上の雄花穂の残った軸状のもの

ガマ(蒲)Typha latifolia

浦に草冠の字のように水草です。蒲,小蒲,姫蒲の3種ありますが,混生する様で,写真のものが何かは私では判別できません。茎の先に雄花(ゆうか)(すい)(雄花)がつき,大量の黄色い花粉を出します。漢方ではこの花粉を()(おう)と呼び止血剤で使うようです。「因幡(いなば)(しろ)(うさぎ)」で皮を剥がされた兎がこの花粉で回復したとされるように古くから知られていたようです。ソーセージのような部分は雌花(しか)(すい)(雌花)で,ソーセージになる前,薄い緑の雌しべだけの小さな花がぎっしり詰まるように咲くそうです。成熟すると,何かの拍子で一ヶ所崩れ始め,爆発したかのように勢いよく湧き出し,全体が綿あめ状の穂綿になります。上部にある細長い棒のようなものが雄花穂です。撮影したときは花の時期が終り,雄花穂は枯れ落ち,軸だけの状態になっていました。

植物の名がわかりませんが・・・

ツルリンドウ??
イワアカバナ??
ケイヌビエ??
ハマアザミ??
リュウキュウガネブ??
トベラ??

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