なごやの大地を学ぶ会会報(no.41)

会報

愛知の大地の生い立ち11 新生代 愛知県の中新統

中新世のころは日本が大陸から離れつつある時代で,多島海の状態だったようです。愛知県内では左図で見られるように,設楽層群,師崎層群のほか,作手層,岡崎層群,品野層と呼ばれる地層が見られます。設楽層群上部の南設亜層群を除いてこれらの地層群は第一瀬戸内累層群と呼ばれ,共通した特徴には,地層が薄く,層相が大きく変化する(砂岩層が礫岩層に移り変わるなど),著しい 褶曲構造がない(大きな地殻変動を受けていない),凝灰質(火山灰を多く含む)などがあげられます。大部分は海成層ですが,淡水成層の部分もあります。

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