ジオサイトとは,地球の活動がわかる地質や地形がある場所であるとか,保存すべき価値のある場所など,様々な表現がなされています。しかし,私はどんな小さな露頭(崖)でも,都市部のすぐに消滅してしまう露頭でも,多くの情報を与えてくれる大切なものだと考えています。すべての「崖」は大切なジオサイトです。
名古屋周辺の地質案内で代表的なものは次のようなものがあります。
「地学案内」(1963)郷土地学教育研究会,浜島書店
「愛知県地学のガイド」(1978)庄子士郎(編)コロナ社
「東海自然歩道とその周辺 地学案内-愛知県版-(1980)東山地学会名古屋支部編
「面白地学ハイキング 東海編」(1986)池田芳雄(編)風媒社 (このシリーズは5冊ありま
す)
その他にも,愛知県から「都市近郊の自然を訪ねて」,「自然観察ガイド 愛知の自然をたずねて」「自然保護読本 自然のしくみ」「愛知の身近な自然観察」などが,それぞれシリーズとして何冊か出されています。
私は以前からいろいろな地質見学ガイドブックで(上記のものの何冊かを含めて)多くのジオサイトを紹介してきました。最近のものでは,私の書いた「なごやの大地とその生い立ち」(2007),愛知県の大地とその生い立ち(2012),愛知県の地質とジオサイト(2017),愛知県の地質とジオサイト第二版(2019)があります(すべて絶版ですが,名古屋市立図書館,愛知県立図書館ほかいくつかの図書館にあります)。
まず,「名古屋地学」誌に連載した5編のジオサイトの記事を紹介します。
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