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資料

房総半島中南部の地質とジオサイト

千葉県房総半島には重要なジオサイトがいくつもあります。今回,見学した地点を中心に,地質とジオサイトをまとめてみました。名古屋東部の東海層群と異なり,深海底で堆積した地層も多く,層理面がはっきりした“地層”らしい地層がよく見られるのも印象的でした。
記事

花崗岩中の暗色包有岩

花崗岩中の暗色包有岩を久しぶりに見てきました。ゼノリスと呼ばれていたものの多くはマグマの混合によってつくられた暗色包有岩のようです。断面が丸い形のものや,細長く伸びたものも多く,暗色包有岩は流体の状態で起きたようです。
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.34)

顕生代はさまざまな生物が出現し,繁栄,衰退,絶滅を繰り返します。したがって,主に生物の盛衰に関する話題が中心になることが多いです。私たちにつながる多くの出来事がありますが,今回は「大量絶滅」・「植物の進化」・「恐竜」・「両生類・爬虫類・哺乳類の形態変化」について紹介します。
記事

佐渡の小判(金)を陸揚げした出雲崎町

佐渡金山の小判(金・銀)を陸揚げした新潟県出雲崎町の地には碑が立っています。出雲崎町は石油の産出でも有名で,それに関連した施設もあります。
雑記

隼人池の水抜きとナンキンハゼ

水抜きされた隼人池に寄り道してきました。今日は暖かい秋の1日でした。周りには,黄色に染まったイチョウの木や,白い実をつけたナンキンハゼの紅葉はとてもきれいでした。
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.33)

原生代の終わりころには〝生き物らしい”生物が登場します。エディアカラ生物群という,軟体で,足も歯も眼もありません。その後,古生代カンブリア紀に入ると,一斉に多細胞動物が出現します。まずはSSFと略される小型の骨格の化石が,そして続いて,現在の生物では見られない形態を持ったバージェス動物群と呼ばれる,生き物たちが出現します。カンブリア紀初期の急激な生物の出現をカンブリア爆発と呼びます。海水中に誕生した生物はやがて上陸に向けて様々な機構を作り出していきます。
記事

久しぶりの根尾谷断層

学会の巡検で久しぶりに根尾谷断層を見学しました。根尾谷断層は基本的に左横ずれ断層です。多くの写真の紹介や,調査報告が出されています。私が気に入っているのは,岩波書店から出された「大地の動きをさぐる(杉村 新,1973)」です。白黒写真ですが,今では見ることのできない貴重な写真も多く載っています。
記事

石油井の(油坪)の見学

日本では石油のほとんどを輸入に頼っていますが,新潟県,秋田県などから現在も採油しており,かつて採油していた油坪も何カ所か残っています。新潟県胎内市,新潟市秋葉区を訪ねてみました。
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.32)

生物が誕生して生息するためには,液体の水の存在が不可欠と考えられています。地球はそのための条件をクリアした惑星です。生命とは何かという明確な定義はありませんし,どのようにして生物が誕生したのかはわかっていませんが,非生物から生物が生まれたの...
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.31)

地球ができてからの 46 億年の歴史の中で,先カンブリア時代と呼ばれる時代はそのほとんど(88.3%)を占めます。その時代の様子を伝えるものはほとんどなく不明な部分が多いですが,海洋の形成,大気中のCO2の減少や酸素の発生などがありました。