記事027 河内風穴

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滋賀県犬神郡多賀町河内にある「河内風穴」に行ってきました。鈴鹿山脈の霊仙山の南方にあり,美濃帯舟伏山ユニットの石灰岩に開いた鍾乳洞です。入口は標高約260mのところにあり,鍋尻山の北東尾根に発達しています。内部は3階構造となっており,小洞が発達しています。観光エリアはごく一部ですが,日本有数の規模で約55万年前にできた鍾乳洞といわれます。観光エリアでは鍾乳石などは見られませんでしたが,暗灰色~黒色の石灰岩です。ざっと見ただけでは化石は見つけられませんでした。

図1 周辺地質図 青色が石灰岩(産総研地質図Navi)
図2 河内風穴 垂直断面(河内観光協会パンフから)
図3 河内風穴 入口
図4 河内風穴 観光エリア最奥部
図5 途中で見られたソバ畑(多賀町栗栖)

参考文献
滋賀県教育委員会文化財保護課,2004,河内の風穴.学習シートNO.127.

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