久しぶりの根尾谷断層

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久しぶりに根尾谷断層を見学しました。ある学会の巡検です。根尾谷断層は基本的に左横ずれ断層です。古くから知られていた,金原きんばらなか(図1)の横ずれ断層も見学できました。以前にガイドブックをつくるお手伝いで,当時の根尾村役場の課長さんと役場の車で調査に行ったことがあります。もちろん有名なところですので,見学に行く機会は何度もありました。中の横ずれ断層は,畑の耕作をやめられたのかわかりにくくなっていました。初めてのところは日当ひなたの断層破砕帯です(図3)。あいにくの雨天でゆっくり観察はできませんでしたが,破砕帯はよく見られました。断層(破砕帯)の位置(図4)は,以前の調査で見た日当の茶畑のずれの位置(産総研 5万分の1地質図「谷汲」)や,産総研のシームレス地質図で示された断層の位置(図2)とは異なるようです。

図1 中で見られる左横ずれ断層
図2 日当付近の地質図(産総研 シームレス地質図)
   周囲は混在岩(ジュラ紀付加体)橙色はチャート

図3 日当の根尾谷断層破砕帯
図4 破砕帯の位置

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