油ヶ淵

雑記
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愛知県でただ一つの天然の湖である油ヶ淵は碧南市と安城市の境にあります。各々,公園化の整備も進み,碧南市側では水生花園などが,安城市側では自然ふれあい生態園などが見られます。以前に碧南市側から見学しましたので,今回は安城市側から観察しました。広い駐車場もあります。湖の大きさは南北,東西ともに約2km で周囲の長さは約6km の湖です。水深は平均で約3mといわれます。湖水面は満潮時には海面より低くなるため汽水域(汽水湖)となります。かつては北浦と呼ばれる入江でしたが,矢作新川の開削にともない上流からの土砂がたまり東口部分が埋め尽くされ,さらに1644 年に江戸幕府によって堤防で仕切られて湖沼となったものです。その後流入する周辺河川水によって水害が多発し排水路が造られています。現在は高浜川、新川を通して衣浦港から三河湾へと流れ出ています。周辺地域の都市化などもあって水質汚濁が進み現在も改善事業が行われています。

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