名古屋の地形地質は東高西低!!

記事

 天気図の冬の気圧配置に似て非なる言葉ですね。これは名古屋周辺の地形(高度)と地質(年代)を示しています。名古屋は堀川を境にして,西側に低地(沖積平野),東側に段丘(中位段丘が主),さらに山崎川を境に東側には丘陵が東に行くほど高くなっています。

 つまり,地形(土地の高さ)は東ほど高くなります。これは何百万年も前から東(北東)が隆起し,西側が低くなるという地殻変動を受けているからです。

 さて,地層の多くは水中(海中)で作られます。高くなった土地は風雨の侵食を受けて,地下にあった古い岩石が露出するという現象が起きます。つまり,東ほど地下深いところにあった岩石や地層が地表に出てきます。これが,東ほど古い年代になる理由です。高度と地質年代とは密接な関係にあり,これが名古屋周辺の地質の最大の特徴です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました