雑記021 貨物鉄道博物館とソバ畑

雑記
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いなべ市大安町の丹生川駅近くに貨物鉄道博物館があります。鉄道による貨物輸送が,始まって130周年を迎えるのを記念して,2003年に建てられました。ボランティアによる運営のため毎月第一日曜日のみの開館(この日は休館)ですが,屋外展示でもいろいろな車両がられます。また,周囲はソバ畑があり,9月30日に訪れた時には白い花が満開でした。道路端にはいろいろな草花が見られました。

図1 貨物鉄道博物館
図2 B4形39号 蒸気機関車
図3 ワフ21000形21120号 有蓋緩急車
シキ160形 吊掛式大物車

B4形39号は1898年製造の蒸気機関車で英国製です。1966年まで貨物列車牽引に活躍しました。ワフ21000形21120号は1934年製の有蓋緩急車で鮮魚や貴重品など小口貨物用です。緩急車というのは列車にブレーキを掛けるための装置が取り付けられた車両です。現在のように運転士の操作ひとつで列車全体にブレーキを掛けることができなかったため,少数の車両にのみブレーキが取り付けられており,機関士が警笛で合図することで,乗務員が手作業でブレーキを掛けていたそうです。シキ160形は1955年製で130トン積の吊掛式大物車です。大物車は大型の貨物輸送用の貨車で,この貨車は大型変圧器の輸送用に使われたそうです。吊掛式は車体を前後に分割して、前後の車体の間にまたがるように貨物を積載する方式です。

図5 ユウゲショウ
図6 マルバルコウ
図7 ショウガ
図8 マメアサガオ

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