豊田市の花崗岩を見がてら地図にも記されている「名号岩」を見てきました。豊田市加茂川町川向にあり,かつての加茂郡と額田郡の境界を流れる郡界川に沿った道沿いにあります。露頭(花崗岩)に「南無阿弥陀仏」と彫られています。山下現有(江戸時代末期〜昭和期の僧侶で浄土宗管長・知恩院門跡)の書*を刻んだものです。上部はコケ類で覆われて見にくくなっています。
名号岩は日本各地にあります。愛知県では新城市湯谷温泉の「馬の背岩」のところに名号岩というものがあります。こちらは人の手で彫られたものでなく,字が彫られているように見える岩脈の断面です。
*山下現有の書は長良川画廊WEBサイトからお借りしました。
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