2023-12

記事

知多の地層を見てきました

南知多町内海の北には大きな露頭が連続しているのが見られます。その丘陵の頂部が平らに削られているところがあります。師崎層群内海層の最上部とその上に載る豊丘層の不整合部分です。豊丘層の最下部が取り残されている様子が見られます。連続露頭に近づくと師崎層群内海層の砂岩泥岩互層がよく見られます。
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.35)

新生代は哺乳類の繁栄した時代です。哺乳類は単孔類を除くと,有袋類と有胎盤類に分かれます。哺乳類は母体内で子どもを成⾧させてから産み落とす方法を獲得しました。一回に産まれる子供の数は減りましたが,子の生存率は上がりました。単孔類は卵で産みますが,有袋類は子どもを未熟児で産んで,その後,腹にある袋に移して育てます。人類は地球以外の天体にも進出し,その形態も変化する予測がされています。
記事

記事19 新潟県新津周辺の石油井・オイルサンドの露頭見学

新潟市秋葉区(新津地域)では,明治以前から原油採取が試みられており,明治末には産油量日本一でした。現在,その遺構群は,「石油の里公園」として整備されています。金津層の砂岩泥岩互層の露頭では,含油層となっている砂岩層も見ることができます。また,新津油田発祥の地と伝わる油井も見学できます。最近では、石炭・石油はともに植物に由来する堆積性の有機物が主な根源物質であるとする考えが有力です。
資料

房総半島中南部の地質とジオサイト

千葉県房総半島には重要なジオサイトがいくつもあります。今回,見学した地点を中心に,地質とジオサイトをまとめてみました。名古屋東部の東海層群と異なり,深海底で堆積した地層も多く,層理面がはっきりした“地層”らしい地層がよく見られるのも印象的でした。
記事

花崗岩中の暗色包有岩

花崗岩中の暗色包有岩を久しぶりに見てきました。ゼノリスと呼ばれていたものの多くはマグマの混合によってつくられた暗色包有岩のようです。断面が丸い形のものや,細長く伸びたものも多く,暗色包有岩は流体の状態で起きたようです。
会報

なごやの大地を学ぶ会会報(no.34)

顕生代はさまざまな生物が出現し,繁栄,衰退,絶滅を繰り返します。したがって,主に生物の盛衰に関する話題が中心になることが多いです。私たちにつながる多くの出来事がありますが,今回は「大量絶滅」・「植物の進化」・「恐竜」・「両生類・爬虫類・哺乳類の形態変化」について紹介します。
記事

佐渡の小判(金)を陸揚げした出雲崎町

佐渡金山の小判(金・銀)を陸揚げした新潟県出雲崎町の地には碑が立っています。出雲崎町は石油の産出でも有名で,それに関連した施設もあります。